秋田
- バイナリーオプションはギャンブルなのか?
- バイナリーオプションがギャンブルでない理由
- バイナリーオプションをギャンブル化させない方法
バイナリーに関して、「バイナリーオプションはギャンブルだ!」とよく言われますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
結論から言うと、やり方によってはギャンブルになるかもしれないが、バイナリーオプションそのものはギャンブルではありません。
この記事では、バイナリーオプションがギャンブルでない理由とバイナリーオプションをギャンブル化させない方法について詳しく解説します。
\バイナリーそのものの評判が知りたい方へ!/
当サイトでは、バイナリーオプションに関する評判についてまとめた記事もご用意しています。気になる方は、バイナリーオプションの評判をステマなしで紹介!優良業者を見抜くコツとは?を参考にしてみてください。
バイナリーオプションはギャンブルか?
冒頭でも言ったとおり、バイナリーオプション自体はギャンブルではありません。
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数秒後や数分後のチャートの動きを予想し、現在より「上がるか・下がるか」を予想する取引です。
非常にルールが簡単で、初期投資費用もそんなに必要ないので、参入ハードルは低いです。
ただし、バイナリーオプションはノーリスクではありません。
バイナリーオプションではペイアウト率が設定されていて、予想が当たれば掛け金にペイアウト率を掛けた金額が返還されますが、予想が外れると掛け金が全額没収されます。
つまり、参入しやすい反面、損失が出るリスクもあるというのがギャンブルと言われる最大の原因なのです。
ここのところをさらに掘り下げてみましょう。
バイナリーオプションがギャンブル化する仕組み
バイナリーオプションのルールをもう一度確認しましょう。
バイナリーオプションのルールは、為替レートが「上がるか・下がるか」を予想するだけでしたね。
これだけをみると、バイナリーオプションは他のギャンブルとさして変わらない気がします。
ただ、一点大きな違いがあるとすると、ギャンブルは確率の問題であり、胴元の裁量が加えられる偶然性にお金をかけるのに対して、バイナリーオプションは分析の問題であり、チャートや投資家心理という必然性にお金をかけるという点です。
ここを理解していない人がバイナリーオプションはギャンブルだと言っているのです。
バイナリーオプションとギャンブルの違い
繰り返しますが、バイナリーオプションは為替レートの変動を予測し、「上がるか・下がるか」を選択するだけの単純な投資です。
しかし、ギャンブルと違いランダムで結果が決まることはありません。
為替の波は投資家心理の現れですので、分析可能なものなのです。ですから、投資家の心理を読んで分析することで勝率を上げることができます。
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なお、バイナリーオプションを「投資」にしたいなら、次のような要素が重要になります。
- どこまで上がるか(下がるか)予測する
- エントリーするタイミング
- 為替レートのテクニカル分析
- ファンダメンタル要素の分析
投資家心理を読み、上記のような通貨の成長と衰退・チャートの変動を分析・予測するなら、これは立派な「投資行為」であり、ギャンブルではありません。
ギャンブルと投資の違いをまとめると以下の通りです。
ギャンブルとは…偶然性にお金を賭けること
投資とは…分析・予測に基づいて利ザヤを稼ぐこと
この点に照らし合わせて考えると、バイナリーオプションは立派な投資と言えるでしょう。
バイナリーオプションがギャンブルではない理由を2つの観点から解説
バイナリーオプションは分析・予想の問題だと言いましたが、それでも金融庁から規制されていたりするので、本当に投資なの?と思ったりする人もいますよね。
ということで、ここでは以下の2つの観点からもバイナリーオプションがギャンブルかどうか考えてみましょう。
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法律的観点
実は、バイナリーオプションとその他のギャンブルでは、適用される法律が異なります。
ギャンブルは刑法186条の「賭博罪(とばくざい)」で規制されています。これに違反すると次のような刑事罰(懲役刑)を食らいます。
- 単純賭博罪:50万円の罰金または科料
- 常習賭博罪:3年以下の懲役
- 賭博開帳図利罪:3年以上5年以下の懲役
- 組織犯罪処罰法:5年以下の懲役
これに対して、バイナリーオプションは金融商品取引法第2条のデリバティブ取引に該当し、国内のバイナリーオプションであれば、日本証券業協会のバイナリーオプション取引に関する規制によりルールが定められています。
つまり、法律の観点から見てバイナリーオプションはれっきとした「金融商品」であり、ギャンブルとは区別されているのです。
ギャンブル指数による観点
よくあるギャンブル性を比較する指数として、「ギャンブル指数(払い戻し率)」というものがあります。
計算式はいたって簡単で、次の通りです。
ギャンブル指数=払い戻しの金額÷投資金額
例えば、ギャンブル指数50%の商品であれば1万円投資すると5,000円戻ってくるという計算になります。
計算式からも分かるように、この数値が低ければ低いほどギャンブル性が高くなります。
では、実際に日本の公営ギャンブルのギャンブル指数を見てみましょう。
- パチンコ:85%
- オートレース:75%
- 競艇:75%
- 競輪:75%
- 競馬:75%
- サッカーくじ:50%
- 宝くじ:50%
ご覧の通り、サッカーくじや宝くじはギャンブル指数が非常に低く、1回の掛け金あたりの損失が大きいことが分かりますね。
これに対して、バイナリーオプションのギャンブル指数はどうでしょうか?
海外バイナリーオプションのペイアウト率は1.8倍~1.95倍程度なので、ギャンブル指数は次のようになります。
バイナリーオプションのギャンブル指数=約80%~95%
1回あたりの払い戻し率が高く、1回あたりの掛け金に対する損失が少ないことが分かりますね。
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バイナリーオプションがギャンブル化する本当の理由
これまで見てきた通り、法的にも数値的にもバイナリーオプションはギャンブルとは言い難い金融商品です。
バイナリーオプションがギャンブルと言われる本当の理由は、ギャンブル的なバイナリーオプションをやっている人のほうが圧倒的に多いことにあります。
ギャンブル的なバイナリーオプションをする人というのは珍しい人種ではなく、むしろ普通の人たちです。
どういう人たちが見てみましょう。
「バイナリーオプションで勝つと嬉しい」はすでにギャンブル的
バイナリーオプションに限らず、勝負事で勝ち負けにこだわる人は、投資には向いていません。
具体的に言うと、こういう人たちです。
- 相場を分析せず、運任せで取引している。
- 勝てば射幸心をあおられ、負けるとムキになる。
- 感情的に取引を行っている。
- 資金の計画がなく、運が良ければ勝てると信じている。
要は、感情に身を任せている人は投資には向かないということです。運というのはたしかにありますが、「それありき」じゃダメなんです。
こういう人は、バイナリーオプションにおいても長期的に利益を得ることはできないでしょう。
バイナリーオプションで利益を上げたいなら、余計な感情を捨て、相場の変動を予測して、タイミングを見極める冷静さが絶対に必要です。
これができなければ、バイナリーオプションもギャンブルになります。
バイナリーオプションをギャンブル化させない方法
ギャンブル化しやすい人というのはいわゆる普通の人ですから、先ほどあげた共通点に当てはまるという人も多いでしょう。
だからこそ、正しいやり方を知る必要があります。
その方法とはずばり…為替レートの変動を総合的に予測・分析することです。
ということで、最後は確度の高い相場分析の方法について解説します。
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MT4を利用したテクニカル分析
スイスのMetaQuotes社が開発した、為替チャートの分析ソフトのことです。誰でも無料で利用することができ、プロの投資家も愛用しています。
MT4に関しては、バイナリーオプションにおけるMT4のインストール手順や使い方を解説で詳細をまとめているので、是非参考にしてみてください。
MT4には高機能なチャート分析機能が搭載されていて、MT4を使って為替レートの変動を予測・分析することで優位に取引を進めることができます。
ちなみに、MT4はスマホアプリでも利用できますが、本気でバイナリーオプションをやりたいなら、画面が大きくて見やすいパソコン環境を整えましょう。
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時間帯によるチャートパターン分析
環境を整えたら、実際にチャートを見てみましょう。
為替レートは何の知識もないまま眺めるとランダムな動きをしているように見えますが、「時間帯」や「通貨ペアの種類」ごとに一定のチャートパターンがあります。
為替レートの変動は投資家心理の集合体の現れです。ですから、例えば、「意識されている抵抗ラインを反発した後には、ダマシのブレイクが入りやすい」といったパターンがあります。
そういったパターンをできるだけ多く頭に入れておきましょう。
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関連記事バイナリーオプションで勝てる時間帯と負ける時間帯教えます!
投資に対するリターン管理
バイナリーオプションで勝率80%%いえばかなり良い数値です。ただ、根拠の提示もなくこのような数値が提示されていたら「ほぼ嘘」だと思ってもいいでしょう。
しかし、もっと気を付けることがあります。
それは、リターンに対する危機意識です。
例えば、ペイアウト率1.88倍で4勝1敗の勝率80%の場合、リターン管理を怠ると次のようなことが起こり得ます。
取引回数 | 掛け金 | 取引結果 | 総利益額 |
---|---|---|---|
1回目 | 1万円 | 勝ち | 8,800円 |
2回目 | 1万円 | 勝ち | 17,600円 |
3回目 | 1万円 | 勝ち | 26,400円 |
4回目 | 1万円 | 勝ち | 35,200円 |
5回目 | 4万円 | 負け | -4,800円 |
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4回目まで4連勝して総利益額は35,200円だっただけに、先ほどのギャンブル化しやすい人なら、負けを取り戻そうとしてさらに損失を膨らましかねません。
このように、勝率も大切ですが、リターンがどうなるかを考えて、リスク管理することもバイナリーオプションで長期的に利益を上げるためには大切です。
重要経済指標などのファンダメンタル分析
各国の政府が発表する経済状況を数値化した指標のことです。
重要経済指標時は値動きが乱高下するので、バイナリーオプション初心者は取引を控えたほうがいいですが、それでも、「重要経済指標が発表されると、為替レートは急激に大きく変動する」ということは覚えておきましょう。
また、重要経済指標には次のような分類があります。
- 金利に関する指標(政策金利)
- 景気に関する指標(GDP,景況感調査,消費動向)
- 雇用に関する指標(雇用統計)
- 物価に関する指標(物価上昇率)
- 貿易に関する指標(貿易赤字)
経済指標に関しては、バイナリーオプションでは経済指標は避けるべき?着目すべき指標5選で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
まとめ
バイナリーオプションのギャンブル性について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
バイナリーオプションは20年ほど歴史がある金融商品で、法的にも指数的にもギャンブルではありません。
ただ、リスクがあるにも関わらず参入しやすいという特徴があるために、ギャンブル感覚で取引をしてしまう人が多いです。
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