秋田
バイナリーオプションには勝ちやすい時間帯が存在します。
というのも、為替の値動きはその時間帯に開いている市場や取引される通貨の影響を大きく受けます。
つまり、各時間帯ごとの値動きの特徴を把握することで、おのずと勝ちやすい時間帯が見えてくるのです。
あなたなりの「勝てる時間帯」を見つけていきましょう!
\勝てないとお悩みの方へ!/
当サイトでは、バイナリーオプションでなかなか勝てない方のために、バイナリーオプションで勝てない人の特徴や対策についてまとめた記事をご用意しているので、是非こちらも参考にしてみてください。
バイナリーオプションで勝負する時間帯を決めるための必須知識
まずはじめに、バイナリーオプション取引をする時間帯を決める上で押さえておくべき基本的な知識について解説します。
秋田
為替を形作るレンジ相場とトレンド相場
相場には大きく分けて次の2種類あります。
- レンジ相場:一定の値幅を行ったり来たりする相場
- トレンド相場:価格が一定方向に進み続けている相場
レンジ相場かトレンド相場かで全く違う値動きをしますので、勝てる方法も異なってきます。
順張りと逆張りについて
バイナリーオプションの手法に関しては次の2つに大きく分けられます。
- 順張り
- 逆張り
この2つはレンジ相場かトレンド相場かで使い分けます。
トレンドに沿ってエントリーする手法で、トレンド相場で有効です。
具体的には、相場が右肩上がりの時は、HIGHで、逆に右肩下がりの時は、LOWでエントリーします。
値動きと反対の方向にエントリーする手法で、レンジ相場で有効です。
相場が天井圏、底値圏に到達したときに、それまでの値動きとは逆の方向にエントリーします。
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バイナリーオプションで負ける代表的な時間帯
時間帯ごとの市場の特徴を掴んでいれば、バイナリーオプションでは割と簡単に市場の波に乗ることができます。
ただ、市場の動きが読めない時間帯はバイナリーオプション初心者は取引を避けたほうがいいでしょう。
そこで、「動きの読みづらい=負けやすい」初心者が取引を避けるべき時間にをご紹介します。
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市場が開く時間帯
市場がオープンする前後30分は相場が大荒れします。そのため、テクニカル分析が通用しないことが多いです。
エントリーも経験と勘に頼る部分が大きくなるので、取引の経験が浅いバイナリーオプション初心者が負けやすい時間帯です。
市場オープン前後に相場が荒れる原因はいくつかありますが、一つ大口の投資家の利確・損切りが入るからです。
【具体例】
市場が閉じている間にも各企業や政府は経営や政策を実施し、世界各国の経済活動や政治活動は続ているので、前日までの相場や各国の動きを見ていた機関投資家や大口の個人投資家が翌日の市場オープンでどのような相場になるかを予測し、時には、利確や損切りをします。
そのため、市場オープン時間に大量の資金が動き、相場が荒れるのです。
この大口投資家の動きというのは、個人的な心理的要因に依存することが多いです。
そのため、過去の短期的な相場の動向をベースに組み立てられたテクニカル指標には反映されないことが多く、テクニカル分析通りに相場が動かないことが多いのです。
以下、主な市場が開く時間帯をご紹介します。
各市場のオープン時間 | |
---|---|
東京 | 9時 |
シンガポール | 10時 |
香港 | 11時 |
フランクフルト | (夏時間)16時30分/(冬時間)17時30分 |
ロンドン | (夏時間)16時30分/(冬時間)17時30分 |
ニューヨーク | (夏時間)22時30分/(冬時間)23時30分 |
トロント | (夏時間)22時30分/(冬時間)23時30分 |
※夏時間は3月第2日曜日~11月第1日曜日、冬時間は11月第1日曜日~3月第2日曜日です。
重要経済指標発表が行われる時間帯
「経済大国」と呼ばれるような国の経済指標が発表される時間帯も相場が荒れやすいです。
そのため、バイナリーオプションは始めたばかりの初心者はエントリーを控えるのが無難でしょう。
ただ、ボラティリティは高いです。
経済指標は正式な発表が行われる前に予測値が出ます。重要経済指標発表時に取引するトレーダーはこの予測値を見て、発表時の相場がどのような動きをするのか予想するのですが、大切なのは、より多くの投資家がその数値をどう捉えてどう取引するかを予測することです。
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なお、重要経済指標が発表される際に相場が荒れる時間帯は…発表前後30分~1時間です。はじめは、その時間帯の値動きと経済指標の関係を観察してみましょう。
田中
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ちなみに、注意すべき重要な経済指標とその発表日時は次の通りです。
アメリカの雇用情勢を示す指標の一つです。特に重要なのが、非農業部門雇用者数と失業率で、この数値はFRBの金融政策にも影響します。
【発表日】:毎月第1金曜日
【発表時間】
- 夏時間:日本時間午後9時半
- 冬時間:日本時間午後10時半
中央銀行が各金融機関に融資をする際の金利のことです。特にアメリカのものが注目されますが、こちらは、年8回、約6週間ごとに開催され、最終日に結果が発表されます。
【発表時間】
- 夏時間:日本時間午前3時15分
- 冬時間:日本時間午前4時15分
インフレ動向を示す物価関連の経済指標で、各国が発表します。日本やアメリカではCPI、欧州では加盟各国のCPIを取りまとめたものとしてHICPと呼ばれます。
【発表日】:毎月15日前後(アメリカの場合)
【発表時間】
- 夏時間:日本時間午後9時半
- 冬時間:日本時間午後10時半
ISM製造業景況指数は、米供給管理協会が製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査をした結果を取りまとめたもので、景気転換の先行指標とされています。
【発表日】:毎月第1営業日
【発表時間】
- 夏時間:日本時間午後11時
- 冬時間:日本時間午前0時
米供給管理協会が、非製造業約370社の購買担当役員に1か月前と比べて、事業活動、新規受注、雇用、入荷遅延の4項目について実施したアンケート調査をもとした、景気転換の先行指標とされています。
【発表日】:毎月第3営業日
【発表時間】
- 夏時間:日本時間午後11時
- 冬時間:日本時間午前0時
経済指標については、バイナリーオプションでは経済指標は避けるべき?着目すべき指標5選で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
バイナリーオプションで勝てる時間帯
相場が荒れやすい取引時間帯を避けるだけでも、かなり安定した勝率を上げることができるようになります。
ただ、「荒れやすい取引時間帯以外は勝てる取引時間帯」というわけではありません。
バイナリーオプションを攻略するには、トレンドが発生しやすい時間帯とそうでない時間帯を把握しておくことが重要です。
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ということで、トレンドが発生しやすい時間帯とレンジ相場になりやすい時間帯を具体的にご紹介します。
トレンドが発生しやすい取引時間帯
「自分は順張りのほうが勝てる!」という人は、トレンドが発生しやすい取引時間帯を知っておくといいでしょう。
では、どういう状況だとトレンドが発生しやすいかというと…基本的に通貨の取引量が多い時間帯です。
通貨シェア率を見ると、どの通貨が取引量が多いのかが一目瞭然です。中でも日本人トレーダーが着目すべき通貨は「米ドル」「ユーロ」「日本円」です。
それぞれシェア率は以下の通りです。
- 米ドル:43.8%
- ユーロ:15.6%
- 日本円:10.8%
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特に、「ニューヨーク市場」「ロンドン市場」がオープンしている時間は取引量が多くなり、トレンドも発生しやすいです。
さらに、順張りをするのに『ゴールデンタイム』と呼ばれる時間帯があります。
それは、日本時間の22時~翌朝2時の間です。
なぜこの時間帯がゴールデンタイムかというと、ニューヨーク市場とロンドン市場の両方が開いていて、為替取引量が最も多くなるからです。
田中
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なお、バイナリーオプションには無料で利用できるデモ口座が用意されている業者も多いので、まずはデモを使ってゴールデンタイムで取引してみると良いでしょう。
ちなみに、無料のデモ口座を提供しているバイナリーオプション業者についてまとめた記事もあるので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
レンジ相場になりやすい時間帯
逆張りで取引したい人は「レンジ相場」を狙いましょう。
こちらは取引通貨量の少ない時間帯を選ぶのが良いです。
では、取引通貨量の少ない時間帯はというと、日本時間の午前中から夕方までの東京市場が開いている時間帯です。
この時間帯は、ロンドン市場もニューヨーク市場も開いていないため為替の動きが比較的穏やかです。
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各市場ごとの相場の特徴と勝てる時間帯
順張り・逆張りのどちらもストレスなく取引できるという人は、トレンド相場では順張りで勝負し、レンジ相場では逆張りを使うという風に2つの手法を時間帯ごとに使い分けてもいいと思います。
その場合、各市場の取引時間と相場の特徴を知っておくとトレードしやすくなります。
ちなみに、世界の市場は次の4つに大きく分けられます。
市場が開く順番は、オセアニア市場(5:00~14:00)→アジア市場(9:00~19:00)→ヨーロッパ市場(17:00~3:00)→ニューヨーク市場(22:00~7:00)です。
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市場がオープンする時間帯がおいしいオセアニア市場
ニューヨーク市場で通貨が動き切った後にオセアニア市場がオープンするので、流動性は圧倒的に低いです。
そのため、全体的にレンジ相場になりやすいので「逆張り」で攻めると良いでしょう。
ただし、ちょっとしたことでも激しく為替が動く時間帯でもあります。
逆張りでレンジ相場を狙うなら、ニューヨーク市場が終了し、東京市場がオープンする9時までの時間帯を狙いましょう。
注意点としては、週明けの月曜日のオセアニア市場のオープン時は窓開けが起こりやすいことを忘れないようにしましょう。
金曜日の終値と月曜日の始値が乖離する現象です。
月曜のオープン時に大きく窓開けするのがオセアニア市場の最大の特徴です。
市場がオープンする時間帯のスタート地点ってあまり意識していないかもしれませんが、為替市場ではオセアニア市場がスタート地点です。それだけに「窓開け」も起こりやすいのです。
また、通貨の流動性が低いので、個人でも相場を動かしやすいというのもオセアニア市場の特徴です。
中でも、投機筋による日本人トレーダーのストップロスを狙ったミセスワタナベ刈りが行われることも多く、そうなると相場が急落することがあります。
FXの手法で為替レートが自分の不利な方向に変化してきた場合に、それ以上の損失を出さないために損切りをすることです。
一方的に為替を動かして日本人トレーダーのストップロスを巻き込み、利益を得ようとするストップ狩りの一種です。
このように予測不可能な相場の動きが起こりやすいので、バイナリーオプションにおいては、初心者にはちょっとハードルが高い時間帯だと思います。
安定のアジア市場
アジア市場はニューヨーク市場に比べて、値動きが小さいことで有名です。
具体的には、クロス円の通貨は激しく小刻みに上下し、レンジ相場を形成します。そのため、ボックス圏を狙った逆張りが有効です。
ただし、東京市場の場合、オープンとクローズ時には前後のマーケットトレーダー(ニューヨーク市場とヨーロッパ市場)が参入してくるので、相場が荒れやすいという特徴があります。
また、15時くらいからはロンドン市場のトレーダーも徐々に参加してきますので、レンジ相場が続きにくくなります。
ということで、逆張りを狙うなら午前中から15時くらいまでを目途に取引しましょう。
なお、アジア市場でも経済指標などの発表時には相場が荒れます。
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ロンドン市場を制する者はヨーロッパ市場を制す
ヨーロッパ市場の中心は「ロンドン市場」です。ヨーロッパ市場でうまく勝ちたいなら、ロンドン市場の動きを知る必要があります。
ロンドン市場は、日本時間の夕方から翌早朝にかけてオープンしていますが、この時間はやはりヨーロッパ圏の通貨が多く取引されます。
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ロンドン市場は、アジア市場とニューヨーク市場でのトレーダーの思惑も入り乱れるので相場が荒れやすく、前半と後半で全く別のトレンドが発生したりもします。
【具体例】
例えば、アジア市場中心でトレードしていたトレーダーが損切りをするのもこの時間帯で、それを利用してヨーロッパの投資家が仕掛けてくるので、アジア時間で発生したトレンドと真逆のトレンドが発生したりもします。
日本時間の21時には、ニューヨーク市場もオープンするので、相場が波乱状態になりやすいです。
特に、23時ころはオプションカットが入ってきて、為替は乱高下します。
オプション(一定の価格での買う権利や売る権利)を行使しない場合に、反対売買をしてオプションを解消することです。
まとまった取引が入ることもあり、相場は非常に動きやすいです。
ロンドン市場の前半と後半ではまったく違う値動きを見せるので、ダマシに遭いやすいです。そのため、入れ替わりの時間帯はエントリーを避けたほうが無難でしょう。
また、ロンドン市場にはロンドンフィキシングがあります。日本時間の深夜0時ころですが、この時間帯に大口の取引が入り、市場が大きく動く傾向にあります。
金のスポット価格を決めることです。
金の価格が決まると金の需要に影響が出ます。金はドル建てで取引されるので、金の取引につられてドルの需給にも影響が出て、為替が動きます。
さらに、この動きに多くの投資家が乗ろうと市場に参加するので、値動きは増幅され、為替市場は乱高下します。
この時間帯はボラティリティが非常に高くなりやすいので、魅力的な市場ですが、テクニカル分析にある程度裁量を取り入れて取引ができるようになってからにしましょう。
トレンドに乗った順張りをしたいならニューヨーク市場
世界の中心はニューヨークというイメージありますよね?だから、ニューヨーク市場が最も大荒れするんじゃないかと思われがちですが、実はそうでもありません。
ニューヨーク市場の通貨量はロンドン市場に次いで第2位ということもあり、取引時間内に動く通貨量はロンドン市場ほどではないです。
そのため、ロンドン市場の取引時間と重なるニューヨーク市場がトレンドが発生しやすいという特徴があります。
具体的な時間で言えば、
さらに、この時間は中東などの取引時間とも重なり、投機目的の通貨取引だけでなく、輸出入などに関する実需用の両替なども行われるので、取引され通貨量が多く、比較的明確なトレンドを形成しやすいです。
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時間帯を意識して取引する際に注意すること
それぞれの市場の特徴と取引時間別のおすすめ手法をご紹介しましたが、共通の注意点があります。最後にそれをお話しします。
秋田
夏時間と冬時間があることを忘れずに
日本には、夏時間・冬時間がないので忘れがちですが、ニューヨーク市場やヨーロッパ市場には夏時間と冬時間があります。
「なかなか始まらないな~」と思っていたら、「冬時間に変わってた…」なんてこともありますので、取引を行う前に現在が夏時間なのか冬時間なのかは確認しましょう。
ちなみに、各国のサマータイムの期間は微妙に異なります。以下に記載しておきますね。
3月第2日曜日から11月第1日曜日まで
3月最終日曜日から10月最終日曜日まで
10月最終日曜日から翌年3月最終日曜日まで
9月最終日曜日から翌年4月第1日曜日まで
なお、ヨーロッパに関しては2021年までの適用で、それ以降は廃止されるので覚えておきましょう。
オプションカットはニューヨーク市場が最終締め切り
ニューヨーク市場がオープンすると忘れてはならないのが、オプションカットです。
オプションカットに関しては先ほども少しお話ししましたが、通貨オプションの権利を行使できる最終締め切り時間がニューヨーク市場にはあります。
通貨オプションは、例えば、1ドル100円の時に1ドルを99円で買える権利をもっている場合、99円よりも円が安ければ買い手に有利ですね。
しかし、逆に99円よりも円高だった場合は、不利になるので権利が行使されないことになります。
また、オプションを売ったほうも権利行使に応じるために現在の為替レートが不利になると判断すれば、あらかじめドルを用意しておく必要が出てきます。
このように、オプションカット前には売り手買い手の様々な思惑が交錯するので、それに便乗しようとする人も相まって、オプションカットの時間帯にオプションが入っているレート付近は注文が増える傾向があります。
そのため、オプションカット付近の時間帯は値動きが活発になり、オプションカット前後でトレンド転換が起こったりもします。
オプションカットの時間帯に入っているのに気づかずに順張りしていたりすると、予想が外れたりしますので注意が必要です。
オプションカットの時間は、日本時間の深夜0時(夏時間では午後11時)です
秋田
まとめ
バイナリーオプションの「時間帯」について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
トレンドが発生しやすい時間帯には順張りを、レンジ相場になりやすい時間帯にはは逆張りを用いればいいですが、どんな状況でトレンドが発生しやすいのかとか、レンジ相場になりやすい時間帯はいつかといったことをしっかりと把握しておきましょう。
各市場の相場の動きを観れば、時間帯ごとにレンジ相場になりやすかったり、トレンドが発生しやすい時間があったりすることが分かると思います。
どの時間帯でトレードするかは、ご自分のライフスタイルとも関係してきますので、各時間の値動きの特徴を見るだけでなく、ご自分が無理なくトレードできる時間帯の為替の特徴を見るのも一つの手です。