秋田
「マーチンゲール法って使っても大丈夫?」
「そもそも有効な手法なの?」
この記事では、こういった疑問にお答えします。
ここでは、マーチンゲール法の概要やマーチンゲール法から派生した手法についても解説します。
\勝ちたい人必見!/
バイナリーオプションには様々な手法がありますが、その中でも本当に有効なモノは多くありません。当サイトではバイナリーオプションの鉄板攻略手法をまとめた記事をご用意しているので、是非参考にしてみてください。
マーチンゲール法とは
負けた後に掛け金を2倍にしていく取引手法のことです。
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一度でも勝てば、それまでの損失を一気に取り戻せるため、考案されてから300年たった今も使う人は多いです。
バイナリーオプションでマーチンゲール法が話題になる理由
マーチンゲール法は、勝率50%だったり、配当が2倍のゲームと相性がいいです。
バイナリーオプションも二者択一の投資法ですから、その点では、マーチンゲール法を使う人は多いですね。
マーチンゲール法は、一度でも勝てば、逆転勝利となるので、ディールを続けることさえできれば、理論上では負けることがありません。
ただし、負け続ければ損失が膨大になることは先ほどのルールからも分かりますね。
たった1回でも勝てば、損失がチャラになるので魅力的ですが、勝つまでに何回負けるかということも考え、資金がもつかを考える必要はあります。
マーチンゲール法が向いている人
先ほどのマーチンゲール法の説明で何となく分かったと思いますが、マーチンゲール法はルールは簡単ですが、誰もが使える手法ではありません。
では、どんな人ならマーチンゲール法を使っても大丈夫なんでしょう。
マーチンゲール法は余剰資金が潤沢にある人のゲーム
タイトルにも書いた通り、マーチンゲール法はゲームというか遊戯です。ですから、嗜める人ならマーチンゲール法を使ってもいいでしょう。
つまり、潤沢に資金があり、運試し的な感じで、失ってもいいお金を賭ける場合のにみ許される手法です。
バイナリーオプションでいえば、バイナリーオプションを一通り経験し、興味本位で検証する余裕がある人ということになります。
負けがかさんで切羽詰まっている人が、一発逆転を狙って焦って使う手法ではありません。
しつこいですが、マーチンゲール法は、すでにバイナリーオプションで成功を収めた人で、多少のお金なら損失になってもいい人が使う手法です。
ただ、そんな人はそんなにいませんよね。マーチンゲール法をバイナリーオプションで上手に使っている人は、戦略的にマーチンゲール法を使っています。その戦略の組み方を以下でご紹介します。
バイナリーオプションでマーチンゲール法を使うための条件
マーチンゲール法を実践するには莫大なお金が必要なことはいろんなところで言われてますね。
しかし、バイナリーオプションでマーチンゲール法を使うには、他にも条件が揃う必要があります。
どんな条件が揃う必要があるのかお話しします。
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業者側がマーチンゲール法を禁止していない
マーチンゲール法を使うことがルール違反になる場合は使わないようにしましょう。取引しているバイナリーオプション業者がマーチンゲール法を禁止していないか、まず確認してください。
バイナリーオプション業者の中には、マーチンゲール法を禁止している業者も結構あります。
利用規約にはっきりと「マーチンゲール法は禁止」と謳っているバイナリーオプション業者は少ないかもしれませんが、取引上限額を制限したりして、実質的に禁止しているところは多いです。
ちなみに、日本でも人気の海外バイナリーオプション業者であるハイローオーストラリアは、マーチンゲール法による取引を認めていません。
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勝算を見込めるペイアウト率設定になっている
マーチンゲール法が使えるバイナリーオプション業者であることを確認して、マーチンゲール法を用いる場合は、予め、何回までマーチンゲール法が使えるかを計算しておきましょう。
冒頭で、「勝率50%だったり、配当が2倍のゲームによく使われる」と書きましたので、バイナリーオプションでもペイアウト率2.0倍でないとマーチンゲール法は使えないのでは?と思いますが、そんなことはありません。
確かに、投資資金まるまるは取り戻せませんが、利益を得ることはできます。
こちらに関しては、以下のサイトで実際に計算してみましょう。
マーチンゲール法でバイナリーオプションを攻略する方法
マーチンゲール法は分析をする必要がないので、誰でもできる手法です。
しかし、マーチンゲール法はやればやるほど、資金を失う手法でもあります。
ここでは、バイナリーオプション業者側の条件が揃っている状態で、マーチンゲール法を攻略する方法について解説します。
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マーチンゲール法は3回目まで
マーチンゲール法そのものは何回でもすることができます。けれど、実質的に利益が出せる回数というのは決まっています。
実際にペイアウト率1.85倍で掛け金10,000円からスタートしてマーチンゲール法を用いた場合の損益を見てみましょう。
ペイアウト率1.85倍/掛け金10,000円でマーチンゲール法を使った場合 | ||
---|---|---|
回数 | 掛け金 | 損益 |
1回目 | 10,000円 | 18,500円 |
2回目 | 20,000円 | 7,000円 |
3回目 | 40,000円 | 4,000円 |
4回目 | 80,000円 | -2,000円 |
5回目 | 160,000円 | -14,000円 |
ご覧の通り、4回目以降はマーチンゲール法で勝っても、全体の損益はマイナスになります。
つまり、マーチンゲール法を用いて負けを挽回できるのは、3回目までということです。4回目以降は損失が膨らみます。
3回までに1勝できればいいので、単純な計算をすれば、勝率34%あればいいのですが、バイナリーオプションでは、3連敗なんてよくありますので、そんな単純な話ではないということをしっかりと認識しておきましょう。
マーチンゲール法に使う資金は総額の10%以内
繰り返しますが、マーチンゲール法で勝つと一気にお金が増えるので、儲けた気分になりますが、4回目以降の勝利であれば、総額でみれば、損益はマイナスになります。
このように資金管理を意識しないで、マーチンゲール法を用いていると、例え勝っても、資金は減っていきます。
そのため、マーチンゲール法を用いる前提で取引するなら、マーチンゲール法で失う資金をベースに掛け金を決めましょう。
例えば、1日の予算を15万円とするなら、その10%を予算に当てましょう。すると、初回エントリー額とマーチン3回分にあてられる金額は15,000円になりますね。
すると、初回のエントリー金額は、15,000円÷(1+2+4+8)=1,000円となります。
予算をそんなにつけられないというのであれば、マーチンゲール法を用いる回数を減らして調整しましょう。
注意!マーチンゲール法は知らずに使っていることもある
実は、無自覚でマーチンゲール法を用いた取引をしてしまうこともあります。
それは、どんな場合でしょう。
自動売買ツールにマーチンゲール法が用いられている場合がある
マーチンゲール法を禁止しているバイナリーオプション業者では、マーチンゲール法を使ったことがバレると口座凍結されたりします。
ですから、禁止されているなら使わないことです。
しかし、あなたが自動売買ツールを使っているのなら、その自動売買のロジックがマーチンゲール法に則った手法である可能性はあります。
その場合も、業者側にマーチンゲール法を使っていると判断されたら、ペナルティーを課せられます。
実際、勝率が異様に良い自動売買ツールなどには、マーチンゲール法のロジックが使われているものが多いです。
中には「瞬間勝率100%」なんて書いてあるものもあります。1回でも勝てれば瞬間勝率は100%になります。マーチンゲール法はそれが可能です。
もう一つ補足しておくと、自動売買ツールによる取引を禁止ているバイナリーオプション業者は多いです。
マーチンゲール法を用いたか否かの前に、自動売買ツールの利用を疑われて、口座凍結処分になったりもしますので、その点は規約などを読み、禁止されていないかを確認しておくことをおすすめします。
逆マーチンゲール法を使うのもあり
マーチンゲール法に興味を持っている人の中には、テクニカル分析などをせず、利益を増やせるなら増やしたいという人も多いでしょう。
個人的には、テクニカル分析をして根拠のあるエントリーをし、堅実に利益を積み重ねていくほうが、資金的にもメンタル的にも波が少なく、楽にバイナリーオプションできると思いますが、せっかくマーチンゲール法について話しているので、逆マーチンゲールについてもお話ししておきます。
別名逆マーチンゲールと呼ばれる手法にパーレー法というものがあります。ルールを簡単に説明すると、勝つたびに掛け金を倍にする方法です。
マーチンゲール法と真逆のことをするんですね。
マーチンゲール法は負けると掛け金を倍にする取引方法ですから、マーチンゲール法は一回でも勝てば、それまでの損失を一気に取り戻せます。
ただ、連敗するとあっという間に損失が膨らむので、非常にリスクが高い手法でもありました。
いっぽう、マーチンゲール法の正反対の手法であるパーレー法(逆マーチンゲール)はどうなんでしょう?
パーレー(逆マーチンゲール)法は倍々ゲーム
パーレー(逆マーチンゲール)法のルールは先ほどもお話ししましたが、バイナリーオプションでは、予想が当たったときに、払い戻された金額をそのまま次のエントリーの掛け金にすることです。
負けを取り戻す、どちらかというと守りの手法であるマーチンゲール法と違って、パーレー(逆マーチンゲール)法は少ない資金から大きな利益を上げていく攻めの手法です。
パーレー(逆マーチンゲール)法のメリット・デメリットは次のような感じです。
- 難しい分析もテクニックも必要ない
- 連勝すると利益がものすごいことになる
- 負けた時の損失が少なくて済む
パーレー(逆マーチンゲール)法は勝つたびに掛け金を倍にしていく手法です。ですから、マーチンゲール法と同じように初心者でも簡単に始められます。
さらに、勝った場合のみ掛け金を倍にするので、負けた場合も、損失は掛け金のみです。
勝ち続けると2倍ずつ資金が増えていきますから、連勝すると資金が大きく増やせます。
- 引き際の判断が難しい
- 一度でも負けると利益がでない
パーレー(逆マーチンゲール)法の一番難しい点は、引き際をどこに設定するからです。
うまく勝ち続けて、そのまま取引を終了すれば、いわゆる勝ち逃げができるのですが、1回でも負けるとそれまでの利益がパーになります。
言い方を変えれば、パーレー法は負けを許されない取引方法なのです。
パーレー(逆マーチンゲール)法の損益計算
ここでは、ペイアウト率が1.85倍でパーレー(逆マーチンゲール)法を使った場合をシミュレーションしてみましょう。
勝率70%くらいあれば、バイナリーオプションでは5連勝くらいすることは結構あります。
ということで、パーレー(逆マーチンゲール)法で5連勝した場合を考えてみましょう。
パーレー法(逆マーチンゲール)法で5連勝した場合 | |||
---|---|---|---|
取引回数 | エントリー金額 | ペイアウト | 利益 |
1回目 | 10,000円 | 1,8500円 | 8,500円 |
2回目 | 18,500円 | 34,220円 | 15,720円 |
3回目 | 34,220円 | 63,300円 | 29,080円 |
4回目 | 63,300円 | 117,100円 | 53,800円 |
5回目 | 117,100円 | 216,630円 | 99,530円 |
ご覧のとおり、パーレー(逆マーチンゲール)法では、5回連勝すれば、利益は掛け金の10倍近くにまで膨れます。
実際にシミュレーションしてみると、すごい勢いで利益が増えることが分かりますね。なかなか引けなくなるというのもご理解いただけるじゃないんでしょうか。
パーレー(逆マーチンゲール)法を有効活用するポイント
先ほども少し書きましたが、パーレー(逆マーチンゲール)法は負けが許されない手法です。ですから、引き際が大切です。
先ほどの例でも5連勝する確率は5%もありません。さらに連勝しようとすると、成功する確率はどんどん下がっていきます。
ですから、予測に自信が持てるときに取引の上限回数を決めて挑むのがいいです。
パーレー(逆マーチンゲール)法の上限取引回数を決めるのに一番参考になるのが、勝率です。
ご自分の勝率が高ければ高いほど、連勝する確率も高まります。
したがって、パーレー(逆マーチンゲール)法で大きく稼ぎたいなら、勝率を上げて確実に勝てるようになる努力をしなければなりません。
それと、パーレー(逆マーチンゲール)法もギャンブル的要素の強い手法ということを忘れてはいけません。常とう手段にしてはいけません。
普段はあくまで、相場分析に基づく取引を行い、乗ってるなと思う時に息抜き程度にパーレー(逆マーチンゲール)法を取り入れることをおすすめします。
パーレー(逆マーチンゲール)法もあくまで遊戯です。嗜む程度にとどめておきましょう。
亜流マーチンゲール「スライド法」
マーチンゲール法から派生して生まれたといってもいいような手法にスライド法があります。
最後に、こちらについても簡単に説明しておきます。
バイナリーオプションで負けたら、掛け金を1.25倍にし、勝ったら1つ前の掛け金に戻す手法です。
1倍になったところで勝った場合や初回で勝ったりと収支がプラスになったところで、取引を終了します。
例えば、ペイアウト率1.8倍で掛け金1,000円の場合、1回目に負けたら、次は1,250円掛けて勝ったとします。
すると、1回目の損益が-1,000円、2回目の損益が+1,000円(1,250×0.8)となる、1つ前の会の負けを次の回で取り戻すことができます。
このように、スライド法はマーチンゲール法のように莫大な資金はいらないので、より現実的といえるでしょう。
スライド法の注意点
誰でもできて、現実的なスライド法ですが、注意点もあります。
それは、勝った時の地益と負けた時の損失が違うことです。
つまり、分が悪い取引なんですね。負け続ければ、当然損失は膨らみます。
資金をスライドするだけの手法なので、単体で使うと運任せで取引しているのとなんら変わりません。
マーチンゲール法もそうですが、スライド法も分析に基づいた手法をするのが基本です。その中で、資金に余裕が出てきた時に、資金の調整ができたら儲けもんくらいの気持ちで数回やってみるという用い方をおすすめします。
まとめ
マーチンゲール法は1回勝つだけで、それまでの損失をチャラにできるという点では魅力的です。
しかし、全体の損益を考えた際には4回目以降にマーチンゲール法で勝っても、全体の収支はマイナスになることを覚えておきましょう。
マーチンゲール法から派生したような手法にパーレー法やスライド法がありますが、いずれも基本は運任せの手法です。
ですから、分析に基づいた手法と組み合わせて使うことを強くおすすめします。
一連のマーチンゲール法は、気持ちにもお金にも余裕があるときに使いましょう。くれぐれも負けを取り戻そうと焦っている時など、感情的になっている時には使わないことです。