秋田
FXと並び人気の高い投資方法であるバイナリーオプションですが、どうやって損益が決まるのか、FXと何が違うのか、気になる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、バイナリーオプションがどういう投資なのかを初心者にも分かりやすく解説します。
\バイナリー初心者の方へ!/
当サイトでは、初心者向けにバイナリーオプションの始め方についてまとめた記事をご用意しています。気になる方はバイナリーオプションの始め方や取引のやり方を簡単解説を是非参考にしてみてください。
バイナリーオプションとは
為替レートが現時点から◯◯時間後(or ◯◯秒後)に上がるか?下がるかを?予測「二者択一」の投資方法です。
ちなみに、バイナリーオプションの「バイナリー」には「二進法」という意味があります。
田中
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この二進法の考え方を投資に応用したのがバイナリーオプションです。
上がるか下がるかの二択予想なので確率は50%です。
ルールが非常にシンプルなことから、「簡単に利益が出せる!」と思っている人も多いようですが、簡単なのはあくまでルールだけですので、そこは間違えないようにしましょう。
バイナリーオプションで利益が出る仕組み
続いては、誰もが気になるであろうバイナリーオプションで利益が出る仕組みについて解説します。
バイナリーオプションでは、予想が当たると投資金額にペイアウト率を掛けた金額が手元に入り、予想が外れると掛けた金額が損失になります。
勘違いされる方が多いですが、予想が当たったら手元にある金額まるっと利益になるわけではありません。
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【具体例】
例えば、ペイアウト率が1.85倍で掛け金が5,000円だとすると、5,000円×1.85倍で9,250円になって返ってきます。ここから掛け金の5,000円分を差し引いた4,250円がこの取引の利益となります。
なお、利益も損失も一定ですので資金管理はしやすいです。
資金管理がしやすいということは、損失を出すリスクを減らせるということなので、初心者が始めるにはうってつけの投資なのです。
なお、バイナリーオプションのおける資金管理法については、バイナリーオプションの資金管理術!複利が鍵になる?で詳しく解説しているのでご参照ください。
バイナリーオプションの利益はペイアウト率で異なる
先程の解説でも分かる通り、バイナリーオプションの利益はペイアウト率によって大きく異なります。
例えば、購入金額1,000円でペイアウト率2.0倍で取引を行った場合とペイアウト率1.70倍で取引を行った場合では、勝った時の利益は300円も違います。
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また、取引回数が多くなればなるほど、利益の差も大きくなります。
その一方で、どんなにペイアウト率が高くても損失は限定されるので、ペイアウト率が高ければ高いほど、バイナリーオプションでは有利に取引ができる仕組みになっています。
そのため、バイナリーオプションにおいて「ペイアウト率」はとても重要な要素の一つなのです。
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ちなみに、ペイアウト率が一番高い業者は「ハイローオーストラリア」です。
なお、以下の記事ではバイナリーオプション業者をペイアウト率で比較ランク付けしているので、ぜひ参考にしてみてください。
国内バイナリーオプションの仕組み
国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションでは、取引のルールが異なります。
実は、先程解説した利益が出る仕組みは海外バイナリーオプションのルールです。
そこで、国内バイナリーオプションの仕組みについて、取引オプションごとに詳しく解説します。
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ラダー取引
ラダーとは「はしご」という意味ですが、その名の通り、ラダー取引では複数あるレートから1つの予想価格を選びます。
下の図のように価格がはしご状に表示されていて、その中から価格を選び、その価格よりも上がるか下がるかを予想します。
ペイアウトは予想するのが難しい価格を選ぶほど高くなります。
海外のハイロー取引に比べてレートを選択しなければならない分、ラダー取引のほうが結果を予想するのが難しいと言えるでしょう。
レンジ取引
レンジ取引は、判定時間をむかえた時に為替レートが目的のレンジ範囲内に収まっているかどうかで勝敗が決まる取引です。
こちらは、設定するレンジの幅で難易度が変わります。
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ワンタッチ取引
ワンタッチ取引では、判定時刻までに一度でも設定した価格に到達すれば成功です。
判定時刻終了時点での価格を基準にするハイロー取引よりも簡単に感じるかもしれませんが、目標にするラインを近いポイントにおいてしまうと、それだけペイアウトは低くなるので注意が必要です。
国内バイナリーオプションは稼げなくなった?
国内業者も海外業者と同様、為替の変動がHIGH(ハイ)かLOW(ロー)かを予測して取引します。
しかし、2013年8月から国内バイナリーオプションの規制が導入になり、ルールは同じでもいくつか仕組みが変わりました。
【国内バイナリーオプション規制】
2013年8月、内閣府令により日本独自のルールが導入され、2013年11月30に国内バイナリーオプションの規制が完全適用されました。なぜ規制が導入されたのか、その理由は最短30秒で為替の動きを予測して最低100円の金額で取引を行うバイナリーオプションという投資が投機性が高いと判断、その結果、現在国内業者のみ規制されることになりました。
バイナリーオプションの利用者からは、「国から規制されて運営しているから信頼できる」という声もありますが、「規制されて不便だ」という声の方が圧倒的に多いです。
つまり、バイナリーオプションで稼ぎたいなら素直に海外業者を選ぶのが良いということです。
なお、海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの仕組みについては、それぞれ以下の記事でより詳しく解説しているので、是非こちらも参考にしてみてください。
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バイナリーオプションとFXの違いとは
先程の解説で、海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションはほぼ別物ということが分かったと思います。
むしろ、同じ為替を投資対象にしているという点では「FX」に近いです。
そこで、バイナリーオプションとFXの違いについて解説します。
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バイナリーオプションとFXの特徴比較 | ||
---|---|---|
バイナリーオプション | FX | |
入金額 | 100円~ | 0円~ |
取引ルール | 二者択一の予想を的中させる | 為替相場の動きを予想する |
リターン | ペイアウト率に沿った払い戻し | 値幅による払い戻し |
損失 | 投資額分のみ | 投資額以上の損失あり |
レバレッジ | なし | あり |
バイナリーオプションとFXのメリット・デメリット比較 | |||
---|---|---|---|
バイナリーオプション | FX | ||
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
口座開設が簡単に出来る | レバレッジは利用できない | 初回入金額が自由に出来る | 潤沢な資金が必要になる |
誰でも勝率50% | 継続的に稼ぐには分析力必須 | レバレッジを利用できる | 借金が発生する可能性が高い |
損失が限定されている | 上手く投資すれば多額の利益が手に入る | リスクが高いため初心者には不向き | |
デモ口座を利用できる | デモ口座を利用できる | 利用者の大半が投資に失敗している | |
比較的少ない資金から始められる | 分析力は必須 | ||
転売や自動シグナルなどの独自機能 | デモ口座には有効期限がある | ||
短期取引で空き時間を活用しやすい |
それでは、バイナリーオプションFXについてより詳しく解説していきます。
バイナリーオプションとFXの主な違いは次の3つです。
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レバレッジを掛けられるか否か
多くの投資方法には「レバレッジ」という考えがあり、FXはレバレッジを掛けることを前提にした投資方法です。
しかし、バイナリーオプションにはレバレッジという概念がありません。
そのため、投資資金に対する取引額が大きく異なってきます。
基本的に、為替はいきなり2倍・3倍になったりすることはないので、レバレッジを掛けずに取引してもほとんど儲けは出ません。そこで登場したのが「FX」です。
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このように、レバレッジを掛ければ少額でも大きな利益を狙えるのがFXの魅力です。
ただし、これはあくまで予想が当たればのお話です。もし、予想が外れると自己資金以上の損失が出る可能性もあるのでFXの怖い部分です。
一方、バイナリーオプションの場合、レバレッジの代わりにペイアウト率が設定されています。
仮に、ペイアウト率が2.0倍と設定されているなら、為替レートが0.01円でも予想した方向に動けば投資資金が2倍になるのです。
このように、バイナリーオプションは自己資金以上の取引はできませんが、負けた場合でも自己資金以上の損失を出ることはないのです。
なお、レバレッジなしで稼ぐためのコツについてバイナリーオプションはレバレッジ取引が可能なのか?という記事で解説しているので、是非参考にしてみてください。
取引時間の仕組みが異なる
FXの取引時間は、日本時間の月曜日午前7時から土曜日午前7時まで(アメリカの夏時間適用期間は、月曜日午前6時から土曜日午前6時まで)と、平日は24時間トレードができます。
ポジションを持つタイミングも自分で決められて、いつでもポジションを決済できる仕組みになっています。
これに対して、バイナリーオプションの取引時間そのものはFXとほぼ同じですが、ポジションを持つエントリー時間と判定が出る時間があり、判定時間は予め決まっています。
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そのため、エントリーする時点で、判定時間時点で為替がどう変動するかを考えなければなりません。
また、判定時刻が短いこともバイナリーオプションの特徴で、一般的な海外バイナリーオプションの判定時刻は最短30秒で長くても1日です。
そのため、エントリーポイントの見極めが重要になってきます。
手数料とコストの仕組みが違う
FXとバイナリーオプションでは、手数料やコストの仕組みも違います。
FXでは、はじめから「購入する価格」と「売却する価格」に差があります。
【具体例】
購入価格は1ドル=107.900円なのに売却価格は1ドル=107.895円ということもあり得ます。
つまり、FXは決済する時点で必ず投資家が損をする仕組みとなっています。
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一方、バイナリーオプションでは「ペイアウト率」に取引コストが隠されています。
というのも、ペイアウト率2.0倍の場合、予想が当たれば2.0倍の利益を投資家は手にし、予想が外れたら0円の損失を被りますよね?
これは裏を返せば、予想が外れるとバイナリーオプション業者が儲かる仕組みになっているということなのです。
【具体例】
バイナリーオプションは二者択一の取引方法なので、たとえ運で取引しても勝率は50%になります。しかし、これではバイナリーオプション業者は儲かりません。そこで、多くのバイナリーオプション業者は手数料を差し引いたペイアウト率を設定しています。
例)ペイアウト率が2.0倍だと儲からないのでペイアウト率を1.8倍に設定する等
ペイアウト率がだいたい2倍に届かない範囲で設定されているのにはこういう事情があるのです。
まとめ
バイナリーオプションの仕組みについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
利益が出る仕組みや利益に関する考え方をきちんと把握しておくことで、しっかりとした資金管理ができ、リスクを最小限に抑えて効率の良い投資ができます。
秋田
さて、バイナリーオプションの仕組みを理解したところで、実際に取引を始めてみましょう。
以下の記事では、バイナリーオプションの始め方を初心者にも分かりやすく解説しています。