バイナリーオプションの勝率を60％・70％に引き上げる方法

突然ですが、バイナリーオプションでは勝率が何％以上あれば黒字になるのかご存じの方はいますか？

バイナリーオプション取引が黒字になるのか赤字になるのかのラインのことを「損益分岐点」と言い、バイナリーオプションではとても重要になります。

バイナリーオプション取引で利益をあげるためには必須の知識なので、しっかりと押さえておきましょう。

バイナリーオプションにおける勝率の計算方法

勝率を考えるにあたって、勝率の出し方が分からないと話にならないので、まずは勝率を出す方法についてお話しします。

バイナリーオプションにおける勝率の計算式は以下の通りです。

例えば、10回エントリーして6回勝てば「6÷10×100=60%」となります。

ちなみに、海外バイナリーオプションには「引き分け」というのもあります。

バイナリーオプションの損益分岐点について

バイナリーオプションの利益は、損益分岐点を超えるかor超えないかで決まります。

バイナリーオプションにおける損益分岐点は、以下の計算式で求めることができます。

ここでは、「ペイアウト率」「掛け金」「勝率」の関係を表にまとめました。

ご覧の通り、ペイアウト率が1.7倍の場合は勝率が60%以上ないと損失が出てますが、ペイアウト率が1.9倍だと勝率55%でも利益が出ているのが分かりますね。

ご覧のとおり、掛け金を引き上げても損益分岐点は変わらないということが分かりましたね。

むしろ、勝率が低いまま掛け金を上げてしまうと損失が大きくなっていることが分かります…。

この表からも分かるように、損益分岐勝率はペイアウト率との関係で変わってくるということをご理解いただけたかと思います。

ここで、再度損益分岐点を求める計算式を思い出してみましょう。

この式をペイアウト率1.7倍と1.9倍のケースに当てはめると、次のようになります。

バイナリーオプションで勝率を60%にあげる方法

ここまでの解説で、バイナリーオプションで利益を出すにはペイアウト率が重要になるということが理解できたと思います。

ペイアウト率が高いことで知られるハイローオーストラリアという業者でも、一般的なハイロー取引のペイアウト率は1.85倍です。

先程の計算式に当てはめると…

つまり、最低でも55％、安定して利益を上げ続けるなら勝率60％程度は欲しいところです。

というわけで、バイナリーオプションの勝率を60％以上に引き上げる具体的な方法をご紹介します。

トレード手法を絞る

バイナリーオプションには「逆張り」と「順張り」の2つの手法がありますが、どちらがいいのか迷っている方も多いでしょう。

正直なところ、「どっちの手法がいい！」というのはありません。

ただ、逆張りで行くと決めたら逆張り、順張りでやると決めたら順張りといった感じで、手法は絞ってそれを徹底的に研究するようにしましょう。

また、インジケーターに関しても、はじめのうちは使うインジケーターを一つに絞るのがよいです。

時間帯を決める

トレード手法が決まると、おのずと取引時間帯も決まってます。

相場には時間帯ごとに特徴があり、レンジ相場になりやすい時間帯・トレンド相場になりやすい時間帯というのがあります。

一般的に、次のように言われています。

• 逆張りをするならレンジ相場がおすすめ
• 順張りをするならトレンド相場がおすすめ

ご自身が活用するインジケーターが有効に機能する時間帯を選び、取引するようにしましょう。

バイナリーオプションで勝率70%にあげるコツ

勝率60%をクリアできたら、さらにスキルに磨きをかけて勝率70%を目指すことになります。

勝率70%に到達するためには、スキルを磨くための勉強はもちろんですが、取引そのものを継続させる努力が必要になってきます。

そこで、取引を長く続けるためのコツをここではご紹介します。

資金管理を徹底する

バイナリーオプションを続けるために最も有効な手段は、資金管理を徹底することです。

当たり前ですが、いくら勝率が良くても資金が底をついてしまうと取引を続けることができないからです。

資金管理を徹底する上で、次のようなことは絶対にしないようにしましょう。

このような無計画な資金の使い方は厳禁です。

ほとんどの人は使えるお金には限りがありますから、マーチンゲール法を使っていると結局お金がなくなり、トレード自体を続けられなくなります。

マーギンゲール法に関しては、バイナリーオプションのマーチンゲール法を解説！禁止されてるって本当？で詳しくまとめています。

また、勝率60%を超えたあたりから掛け金を上げる人も多いですが、そうすると負けた時の損失も大きくなるというのは頭に入れておきましょう。

資金管理を徹底するには、予算を考えなければなりませんが、この予算の立て方が苦手という人が資金管理できない人には多い気がします。

例えば、バイナリーオプションの予算を5ヶ月で50万円にした場合は次のように逆算できます。

• 5カ月:50万円
• 1カ月に使える金額:10万円
• 1週間で使える金額:2,5000円
• 1日で使える金額:5,000円

これは、金額が小さくても大きくても同じです。

また、目標とする勝率を安定的に出せるようになるまでは掛け金は一定に保つというのも重要です。

目標勝率を安定的に出せるようになったら掛け金を引き上げましょう。

なお、バイナリーオプションにおける資金管理方法は、バイナリーオプションの資金管理術！複利が鍵になる？でより詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。

トレード記録をつける

「トレード日記」をつけることも大切です。

トレード日記には次のようなことを記録しましょう。

トレード日記はA4のノート1ページの大きさにまとめると振り返りがしやすいです。

記録するのは、ノートでもWEB上のツールでもエクセルでもなんでもかまいません。

メンタルを鍛える

メンタルが弱い人は、負けが込んできたりすると負けた分を取り返そうと焦るので、ろくな取引ができません。

そうなる前に手を打つ必要がありますが、そのためには「メンタル管理」が不可欠です。

そして、メンタルを上手に管理するにはトレードそのものをルーチン化するのがおすすめです。

ルールとしては、次のような機械的にやめられるルールが良いでしょう。

• 予算以上の取引はしない
• 2時間取引をしたら一旦やめる
• 1敗したら取引を終了する

なお、メンタルを鍛える方法については、バイナリーオプション取引におけるメンタル強化術１０選で詳しくまとめています。

まとめ

バイナリーオプションにおける勝率について解説しましたが、いかがだったでしょうか？

最後にもう一度、この記事の要点をおさらいしておきましょう。

バイナリーオプションの勝率を60%以上にするのは、この記事でお話した内容を実践すればそう難しくはありません。